歴代当番会長 – 第83回

第83回神奈川県感染症医学会へのお誘い

当番会長 岡部 信彦

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 このたび、神奈川県感染症医学会第83回学術集会の当番会長を仰せつかりました、川崎市健康安全研究所(旧称:川崎市衛生研究所)の岡部と申します。「神奈川県感染症医学会は、昭和52年1月に発足、35年以上の歴史を有する学会であり、神奈川県下の同好者で感染症について興味のある人々が集まり、堅苦しくない雰囲気で感染症の知識を深める事を目的に活動しています。」と、本学会ホームページにあります。年齢や経験、職種にこだわらずに意見の交換を行い、お互いの知識を深めることは、感染症の診断治療、そして予防対策に大きくつながると思われます。そのような伝統をもった学会の当番会長を務めることとなり、大変光栄であると同時に大きな責任を感じております。

 私事になりますが、私は昭和62(1987)年から平成元(1999)年、当時の神奈川県立看護専門学校附属病院(汐見台病院)の小児科部長として、本学会で勉強させていただいたことがあります。その後しばらく神奈川県から離れておりましたが、平成24(2012)年に川崎市衛生研究所(現川崎市健康安全研究所)に勤務することになり、再び本学会の会員とさせて頂きました。感染症診療の第一線からは離れておりますが、「感染症を何とかコントロールしたい」という気持ちには変わりはなく、主に公衆衛生の観点からの感染症予防対策に取り組んでおります。これまでの本学会で衛生研究所あるいは行政関係者が当番会長を担当したのは、第25回神奈川県衛生研究所・小田和正先生、第45回横浜市衛生研究所・鳥羽和憲先生、第66回横浜市健康福祉局・豊澤隆弘先生、そして今回が4回目、ほぼ10年ぶりとなります。

 そこで今回は、「臨床と保健行政そして研究所の連携で行う地域の感染症対策」をテーマとして、蚊媒介感染症に関する特別講演(神奈川県衛生研究所・高崎智彦所長)、新興再興感染症への対応(感染症ブラインド訓練)に関するシンポジウム、などをメインに組んでみました。もちろん広く感染症に関する経験を大いに語り合うという意味での一般演題発表をいつものように歓迎しております。特に若手の方々による熱のこもった発表と討論を期待しております。

 平成30(2018)年3月10日(土)、横浜情報文化センターにどうぞお集まりください。

【日 時】2018年3月10日(土)
【場 所】横浜情報文化センター(横浜市中区日本大通11番地)

第83回神奈川県感染症医学会 当番会長
川崎市健康安全研究所(旧称:川崎市衛生研究所)
岡部 信彦