当番会長のご挨拶

第87回神奈川県感染症医学会へのお誘い~ともに学び感染症の専門家になろう!~

当番会長 竹村 弘

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 この度、第87回神奈川県感染症医学会の当番会長の任を仰せつかりました、聖マリアンナ医科大学微生物学の竹村 弘と申します。
 本学会は昭和52年1月に発足、40年以上の歴史を有する会で、神奈川県下の多くの大学、病院、行政機関から微生物、感染症、感染制御の関係者が集い、堅苦しくない雰囲気で感染症の知識を深める事を目的に活動しています。当教室からは、1995年の第38回に先々代教授の嶋田甚五郎先生、2006年の第59回で先代教授の中島秀喜先生がご担当されていまして、私で3度目の当番会長ということになります。
 近年、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌などの薬剤耐性菌による感染症に加え、風しん、麻しん、結核など感染性が高い感染症や新型インフルエンザ、中東呼吸器症候群などの病原性が高い感染症など、感染症を巡る諸問題はより深刻度を高めており、地域における情報共有は必須であると思われます。
 その様な見地から、本学会が感染症に関わる地域連携の発展に大きく寄与する重要な機会となることを希望して、「ともに学び感染症の専門家になろう!」というテーマを掲げさせていただきました。学会に参加される方の中には、感染症のことが少し気になっている、興味はあるのだけど良く判らないといった方も多くおられると思います。そのような方にも明日からの活動、業務、研究に役立つ知識を持って帰っていただきたいとの思いから、Meet the Expert講演を多数企画致しました。「蚊媒介感染症」、「トラベルクリニックとワクチン」、「HIV感染症」、「整形外科領域感染症」などをテーマに、神奈川県内で現在ご活躍中の著名な先生方にご講演をお願いしています。さらに、特別講演では、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 病態解析・診断学分野 教授 栁原克紀先生に、薬剤耐性菌感染症の最新の話題についてご講演をいただきます。 
 本学会では、様々な企画を用意しておりますが、学会で最も重要なのはやはり一般演題です。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、行政機関や研究所の職員、研究者、学生、大学院生など、多くの皆様からの一般演題のご登録をお待ちしております。様々な演題をいただくことで、より一層学会が盛り上がることを心から祈念しています。恒例ですが、一般演題の中から優秀な演題に「学術奨励賞」、「会長賞」も設けております。また、より多くの若手に参加していただくため、初期臨床研修医、学生(大学院生は除く)の方は非会員の方でも発表することができ、さらに参加費も免除されます。詳細は本学会ホームページの「若手支援制度」をご参照ください。
 第87回神奈川県感染症医学会は令和2年2月29日(土)に横浜情報文化センターで開催いたします。みなとみらい線の日本大通り駅3番出口に直結しており、たいへんアクセスの良い会場です。是非、多くの方のご参加をお願いいたします。

令和元年10月吉日
第87回神奈川県感染症医学会当番会長
聖マリアンナ医科大学 微生物学 竹村 弘