第93回神奈川県感染症医学会の開催にあたって
当番会長 清水 博之

この度、第93回神奈川県感染症医学会の当番会長を務めさせていただくことになりました、藤沢市民病院 臨床検査科・感染対策室の清水博之です。
神奈川県感染症医学会は、1977年の設立以来、感染症の診療、研究、感染対策に携わる医師、検査技師、看護師、薬剤師など多職種の医療従事者が一堂に会し、日々の実践と研究を共有する場として発展を続けてまいりました。
感染症を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化しています。新型コロナウイルス感染症の五類移行を契機に、社会全体の感染症に対する意識や対応が見直されつつあります。さらに、急性呼吸器感染症(ARI)を対象とした新たなサーベイランス体制の開始、梅毒や劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の増加、麻しんの散発的発生など、国内でも注目すべき感染症の動向が続いています。また、高齢者や妊婦を対象とした新たなワクチン導入や、薬剤耐性菌の課題など、日常診療に直結する新たな新知見も日々報告されています。
こうした複雑化する感染症の状況に対して、地域での連携と情報共有はますます重要性を増しています。本学会では、一般演題や特別講演を通じて、臨床現場で役立つ知見や実践的な情報の交換を目指します。また、若手医療従事者にとっては、日頃の取り組みや研究成果を発表し、議論を通じて視野を広げる貴重な機会となるものと期待しております。
本年の学会は、2025年11月22日(土)、神奈川県立かながわ労働プラザにて開催いたします。多くの皆様にご参加いただき、活発な交流の場となることを心より願っております。
第93回神奈川県感染症医学会 当番会長
藤沢市民病院 臨床検査科・感染対策室
清水 博之











