歴代当番会長 – 第77回

第77回神奈川県感染症医学会へのお誘い

当番会長 石ヶ坪 良明

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 第1回神奈川県感染症医学会は、1977年1月に横浜市大第一内科の福島幸吉教授を当番会長として開催されましたが、その後、38年目を迎え、今回で77回目の開催となります。 
 私自身は、現在は理事長職にあり、また、第70回を担当した関係上、今回の当番会長が本学担当になった際には、他科の先生に依頼するつもりでしたが、2015年3月末に定年を迎えることもあり、現役教授として最後の当番会長を担当させていただくこととなりました。
 過去を振り返りますと、実は53回も当番会長を担当しており、今回で3回目となりますが、神奈川県感染症医学会にかける熱い思いをご理解いただければと思います。
 本会は、神奈川県の大学、基幹病院、その他の医療施設から感染症に関わる演題を一般演題としてご応募いただき、参加者の皆さんによる質疑を通して、感染症の知識を共有し、日常診療に役立てて頂くのみならず、神奈川県民に対して感染症の知識を啓発することを目的としています。
 エボラ出血熱やデング熱ウイルスをはじめ、輸入感染症がマスメディアにて大きく取り上げられ始めたのはつい先日のことですが、今後、地球規模の温暖化を迎え、これらの輸入感染症は益々注目されるものと考えます。
 このような経過を踏まえ、ランチョンセミナーには、数年前から神奈川県感染症医学会に併せて開催されている若手感染症研究会のコメンテーターである国際感染症センター長の大曲貴夫先生に輸入感染症についてご講演をお願いしました。
 また、市民へのメッセージとして市民公開講座では、当医学会理事の川崎市健康安全研究所長の岡部信彦先生および横浜市大附属病院・化学療法センター長の宮城悦子先生にそれぞれ、「やる?やらない?今の予防接種」および「子宮頸がんワクチン」についてのお話を伺う予定です。
 会員や会員以外の皆さんも、感染症に興味をお持ちの方は、是非とも、一般演題への登録をお願いします。
 なお、会員の皆様には、神奈川県感染症医学会の発展のために、是非とも、本会の存在および今回の医学会の内容を広くインフォームいただければ幸いです。

第77回神奈川県感染症医学会 当番会長
横浜市立大学
石ヶ坪 良明